Webデザイナーの映画の仕事はどういう内容なの?

webデザイナー

「Webデザイナーで映画の仕事ってどんな風なのかな?」

「映画が好きだから、Webデザイナーも映画関係の仕事があるといいのですが?」

「Webデザイナーに映画の仕事が回ってくることあるの?」

 

この記事を読まれているあなたはこんなふうに思われているかも知れません。

 

そこで今回は、Webデザイナーの映画の仕事の疑問点について、徹底解説いたしましたのでぜひ参考にしてみてください。

映画関係のWebデザイナーの求人はどんな様子か?

まずはWebデザイナーとしての映画の仕事の求人状況が、どうなっているのかについて見てみましょう。

現在の求人募集例

現在の求人例を見ると、映画配給会社の仕事を専門的に請け負っているというところは、残念ながらWebデザイナーの求人が見当たりません。

なお、たくさんのクライアントの内には映画配給会社もあるという会社は2,3見受けられます。

 

現在の求人状況としては、映画関係以外のWebデザイナーの仕事もやりながら、たまに映画関係の仕事も回ってくるという会社が多いようです。

過去の求人募集例

過去には求人募集していましたが、「現在は募集していません」という会社の例が少数ですが見受けられます。

映画配給会社と直結していて、仕事の大部分が映画関係になるというWebデザインの会社はそんなに数が多くはありません。

 

従って、時々欠員が出た場合など以外には、なかなか募集がない状況です。

そのため、どうしても映画関係のWebデザイナーを希望しているならば、こまめに求人情報をチェックしたり、エージェントに登録して相談しておくことが大切です。

映画関係のWebデザイナーの仕事内容

それでは映画関係のWebデザイナーになったら、実際にどのような仕事をするようになるのでしょうか。

あるWebデザイン会社の例を見てみましょう。

 

・このWebデザインの会社は外国映画の配給会社4社および国内の映画会社2社と取引をいます。
・映画業界に特化したプロモーション全般や公式サイトの企画制作を行っています。
・複数の大手配給会社をクライアントに持っており、企画力と制作力を評価されているとのことです。

組織構成は、社内にクリエイティブチームとPRチームがあります。

PRチームが宣伝全般をプロデュースして、コンテンツの企画制作をクリエイティブチームが担当するのです。

 

担当する仕事内容

大手映画配給会社による封切り映画の公式サイトやキャンペーンサイトなどを作成します。

また、封切りしてからある程度時間が経った映画のDVD化の際に、公式サイトを作成するのです。

 

いずれの場合も企画段階から携わって、デザインやコーディングも担当します。

この仕事は高いスキルや表現力を磨ける、やりがいのある仕事なのです。

 

2~3名のチームでメインとサブの担当を決めて、役割分担をしつつ取り組みます。
また、常時2~3本の映画の公式Webサイトを並行して制作しています。

 

仕事の内容は、チームプレイで企画を担当したり内容を検討したりと、なかなか興味深いものです。

もしも新入社員として入社できたら、最初はサブ担当としてチームに入って全体の仕事の流れを勉強することになります。

 

公開1年前

映画の仕事で一番気を付けなければならないことは、映画の封切りの日程が決まっているために、それから逆算してスケジュールを立てて、Webサイトを管理していくことです。

公開1年前には公開予定の映画の公式サイトを立ち上げる仕事があります。

 

公式サイトはクライアントへのヒアリングを通して、映画の世界観やコンセプトを把握していくのです。

その上で手始めにロゴや簡単な紹介文などの情報をWebサイトへアップします。

 

公開6ヶ月間から

立ち上げてある公式サイトの情報を更新していきます。

具体的にはこの時期になるとクライアントからの詳しい情報が増えてきますので、それをもとにサイトの改良をしていくのです。

 

クライアントからはポスターデータ、予告編動画、その他映画の基礎情報などが提供されますので、それに応じて公式サイトを充実させていきます。

公開2ヶ月前から

この時期になると宣伝用のプレス資料などの必要な情報が揃います。

試写会で実際の作品を鑑賞して、具体的なイメージを膨らませて、必要な情報を盛り込んだ上で公式サイトを完成させるのです。

 

さらに新作映画の認知度をアップさせるために、企画を考案しクライアントへ提案して、新たなコンテンツを制作することもあります。

具体的には来場者促進のキャンペーンサイトの企画制作なども入って来ます。

映画に関するWebデザイナーの仕事:Q&A

 

それでは映画に関するWebデザイナーの仕事についての疑問にQ&Aで答えます。

Q:未経験でもやれるのか?

映画のWebデザインについては、経験がなくても大丈夫です。

ただしWebデザイナーとしての経験はある程度必要とされる企業が多いです。

しかしながら、企業としてあなたの将来性に期待してくれれば、経験不足でも採用されるかもしれません。

 

自分が映画の関係のWebデザイナーを真剣に希望しているのだというアピールをすることが大切でしょう。

Q:有名な映画の仕事もあるのか?

どのようなクライアントを持っているかで、扱う映画の内容も変わってきます。

例に上げたような大手配給会社を複数クライアントに持っている企業ならば、有名な映画の公式サイトを立ち上げるといったことを普通にやるようになります。

 

一方、クライアントに恵まれなければ無名の映画や、あるいはDVDのサイトを作る仕事になってしまうかも知れません。

つまり全てはクライアントにかかわってきます。

Q:歓迎される経歴は?

やはりWebデザイナーとして採用されるためには、映画が人一倍好きだというような動機だけでは無理があります。

映画関係のWebデザインはクライアントさえ掴んでいれば、定期的に封切り映画の仕事が入って来る安定した魅力的な仕事です。

従って採用する方も、できるだけ即戦力の実務経験がある人を望んでいるのが本音となります。

 

映画関係のWebデザインの会社が歓迎する経験は次のようなものです。

・illustrator、Photoshopを使ったデザインの経験がある
・HTML、CSSを使ったコーディングの経験がある
・ジャンルは問わないので商用Webサイトの制作に携わった経験がある
・映像ソフト、3Dソフトの操作経験がある

Q:残業は多いのか?

一概には言えませんが、年間を通じて恒常的に残業が多い企業もありますが、それはクライアントからの仕事が安定供給されているからです。

もしもそれほど仕事の供給がなければ、残業は多くないでしょう。

もっともこれは個人の仕事の遂行能力の問題ですので、必ずしも職場として残業が多いか少ないかが決まっているわけではありません。

 

個々の能力が高くてチームワークがとれている企業ならば、そんなに残業をしなくても回っていくでしょう。

 

もちろん全てのWebデザイン会社が同じというわけではありませんが、映画関係の特殊性として、締め切りが迫ってきた場合はある程度残業をしなければならないのはやむを得ません。

Q:休日はあるのか?

募集要領を見ると完全週休2日制の企業が多くなっています。

従って一般的には週に2日は休日があることになります。

 

さらに夏季休暇や年末年始休暇、ゴールデンウィーク休暇があって、その他にも有給休暇が取れる仕組みになっている企業が多いです。

このため、一般的な業務量の状態では休日もゆっくり休めると考えて良いでしょう。

何か特別な急迫した事態でも起きない限りは大丈夫です。

 

Q:勤務中の服装は?

勤務中の服装および髪型は自由という企業が多いです。

 

もっとも、通常クライアントとは密にコミュニケーションを取りますので、常識的に不快感を与えるようなものはNGです。

映画関係のWebデザイン会社の場合は、クライアントは大手映画配給会社ということになりますので、ネクタイまでは必要ないと思われますが、清潔なスタイルを取るべきでしょう。

 

Q:男女の比率や年齢層はどうなっているのか?

例にあげた会社の場合は男が6に対して女が4の比率です。

 

男性がやや多いけれども、ほぼ同数と見て良いでしょう。
また、社員の年齢は20代から30代と比較的若い層が多くなっています。

実際の映画公式サイトの例

それではここで、映画関係のWebデザイナーが制作した実際の公式映画サイトをいくつか見てみましょう。

そして映画のWebデザイナーの仕事とはどういうものを作っているのかを感じ取ってみるのです。

君の名は

【出典:君の名は。 公式サイト】

一世を風靡した「君の名は。」ですが、サイトを見た途端に印象的な美しいカットが現われるという形になっています。

しかしトップ画面を見ているだけでは何も起こらなくて、画面を下にスクロールしてみると色々な仕掛けが登場してきます。

また、「君の名は。」の予告編の短い動画だけでも25編もあるのがわかります。

これらは映画会社から小出しに情報提供されたものを追加していったわけです。

この「君の名は。」を見た後で、その後作られた別の映画の公式サイトを見ると、Webデザインが進歩しているのだというのがよくわかります。

 

君の名はの公式サイトはこちら

 

天気の子

【出典:天気の子 公式サイト】

この「天気の子」は上の「君の名は。」と同じ新開誠監督の作品ですが、「天気の子」のほうが後からできたので、その分工夫がされています。

公式サイトを開いた途端に画面に動きが出て来るというのは斬新で、「君の名は。」の公式サイトが古くさく思えてくるでしょう。

映画の公式サイトは、映画が動画だけに静止画だけではやはりインパクトが少なくなっているのではないかと思います。

 

公式サイトそのものも、動きのある画面が求められ始めているようです。

もっとも、クライアントの要望は「この公式サイトを見たら映画を見たくなるようにしてもらいたい」というものでしょうから、そのように誘導できるような作り方が重要です。

 

天気の子の公式サイトはこちら

 

人間失格

【出典:人間失格 公式サイト】

この「人間失格」の公式サイトを見てみると、さらに進んでいるのがわかります。

スクロールしていくと、物語の導入部になっておりしかもスクロールするごとに場面が変わっていくのです。

 

しかもこれだけ長いスクロールを作り上げているのはすごいです。

きっとこのコーディングは長いプログラムを要したのではないかと、苦労が窺われるのです。

こうしてみると、Webデザイナーが映画のサイトを制作するのはかなり大変な仕事だとわかります。

 

人間失格の公式サイトはこちら

 

万引き家族

【出典:万引き家族 公式サイト】

これは是枝裕和監督作品で、パルム・ドール(フランスのカンヌ映画祭の最高賞)、日本アカデミー賞など多数の賞に輝いた話題作で社会現象にまでなった「万引き家族」です。

この公式サイトを見ると、さらに映画関係のWebデザインは進んでいるという実感が湧いてくるでしょう。

 

YouTubeを取り入れて動画で説明する部分と、登場人物の説明部分は静止画で行うといったメリハリがあります。

さらに静止画であっても、完全な静止画ではなくスクロールする際にフレームが揺れるように仕組んであるというのが新しい表現です。

このような工夫を見ると、映画のWebデザインはどんどん進化していくのだという感を強くします。

 

万引き家族の公式サイトはこちら

 

イップ・マン完結

【出典:イップ・マン完結 公式サイト】

これは最新映画の「イップ・マン完結」です。

公式サイトへ飛ぶと、いきなり自動的に予告編の動画が再生され、物語に思わず引き込まれてしまうという仕掛けがしてあります。

そして人通り感動が立上ってきた時に、静止画面に戻り説明文を読みたくなります。

 

下の方へスクロールしていくと、これまでイップ・マンを見たことがない人でも説明を読めばこの映画を見たくなってくるという実にうまくできた構成です。

このような素晴らしい公式サイトを制作できれば、クライアントも満足してくれるでしょう。

 

イップ・マン完結の公式サイトはこちら

 

翔んで埼玉

【出典:翔んで埼玉 公式サイト】

最後に紹介するのは、意外にすごいと思った公式サイトです。

映画の内容は埼玉をディするものなので、サイトを作成するのはなかなか難しかったと推定されるのですが、この公式サイトを見たら涙が出るほど感動します。

実によくできている公式サイトです。
きっとこのサイトを制作するには,かなり苦労したのではないかと感心してしまいます。
論より証拠で、ひとまずサイトへ飛んでみれば、このWebサイトがただ者ではないことが秒速で理解できるでしょう。

 

翔んで埼玉の公式サイトはこちら

 

これだけのものが作れるとは、これを作ったWebデザイナーはすごいスキルを持っているのですね。

ちなみに、このサイトのおかげかも知れませんが、「翔んで埼玉」は大ヒットをしたそうです。

 

まとめ

映画が好きで映画関係のWebデザイナーになりたいと望む人は、それ相応の準備をしなければいけないです。

求人募集サイトをこまめにチェックするか、エージェントに登録してチャンスを待ちましょう。
また、映画関係のWebデザイナーを目指すならば、日頃から動画や3Dを含めた映像の取扱に慣れておくと採用されやすいでしょう。

もしも憧れの映画関係のWebデザイナーになれたら、まずは映画関係特有の仕事の進め方に慣れなければいけません。

映画の公式サイトを制作するには、映画配給会社との間でかなり前広に打ち合わせをして、封切りの2ヶ月前くらいには完成度を上げておく必要があります。

このためにチームを組んで公式サイトを制作していくのですが、締め切りが近くなれば残業も必要になるでしょう。

さらにWebサイトの作成については、日々の技術進歩が激しい世界なのでスキルアップはかかせません。

 

いろいろ大変なこともあるでしょうが、映画関係の仕事に憧れていて強いこだわりを持っているのならば、困難に打ち勝って成長していけるでしょう。

 

 

 

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