「動画編集で洋楽をBGMに使いたいんだけど、どこを探したらいいの。」
「洋楽の著作権ってどうなってる?」
「おすすめ洋楽のBGMが知りたい、教えて!」
これをご覧になっている方は、このように思っているのではないでしょうか?
今回は、動画編集において洋楽の取り扱いについて徹底調査しましたので、是非参考にしてみてください。
著作権フリー洋楽の音源:NCS
Youtubeの著作権フリー音源として有名な、NCSについてご紹介します。
NCSサイトとは
ビリー・ウッドフォードが2011年に、Youtubeのチャンネルとして創業しました。
「NCS」は、NoCopyrightSounds (著作権のない曲)の略称です。
加えてここは、2660万人を超える登録者がいる人気チャンネルです。(2020年7月現在)
したがって、このYoutubeチャンネル内にある曲であれば、あなたのYoutube動画に自由に使用することができます。
特に、歌詞のないBGM音楽が主流で、ゲーム動画や、オープニング動画・エンディング動画に使用したりできる、使い勝手のよい音楽が配信されています。
https://www.youtube.com/user/NoCopyrightSounds
NCSの音楽をYoutube上で使う場合
NCSの曲を使用する条件は、以下の3つです。
2.使用したYoutube動画のリンクを貼る。
3.Youtube以外のストリーミングサービス(Spotify、Apple Music、Amazon Music等のリンクを、楽曲リンクがある時のみ貼る。(例:http://spoti.fi/〇〇など)
具体例として、以下の楽曲を使用する場合について解説します。
例) Alan Walker – Fade [NCS Release]を動画に使用する場合
Alan Walker – Fade [NCS Release]
https://www.youtube.com/watch?v=bM7SZ5SBzyY
https;//open.spotify.com/playlist/7sZbq8QGyMnhKPcLJvCUFD
このように書いて、Youtubeなら概要欄へ、Twtchであれば、チャンネルトップのパネルに貼っておけば、フリーで使用可能です。
NCSの有名なアーティスト5名
このNCSで有名なアーティスト5名とその楽曲についてご紹介します。
1. Alan Walker – Fade
再生回数4億回を超えており、NCSで一番人気の曲「Fade」です。
ノルウェー出身のDJ・音楽プロデューサー、Alan Walkerが配信した大ヒット曲です。
2. Cartoon – On & On (feat. Daniel Levi)
再生回数3億回に超えている、NCSで3番人気の曲「On & On」です。
3. Tobu – Hope
ラトビア出身のTobuが配信した、「Hope」は再生回数1億を超えています。
4. Disfigure – Blank
再生回数2億回に近づこうとしている、Disfigureの人気の曲「Blank」です。
5. Syn Cole – Feel Good
エストニア出身のDJ・音楽プロデューサーのSyn Coleが配信したヒット曲で、8000万回再生を記録しています。
その他おすすめ海外著作権フリー音源
NCS以外でも、おすすめの海外の著作権フリー音源はあります。
独自のユニークな作品を作るのであれば、海外の無料・有料ダウンロードサイトで音源を見つけてオリジナル感出すことができます。
無料ダウンロードサイト
2つの無料ダウンロードサイトをご紹介します。
2.SoundCloud
Jamendo Music
ルクセンブルクを拠点として高品質な音楽を配信しているサイトです。
ヨーロッパを中心に、多数のアーティストが参加しています。
公開アルバム数は2万枚、会員数は50万人を超えています。
ここでアカウント登録すると、自由にサイト内の音楽を無料でダウンロードできるのが特徴です。
無名アーティストには宣伝の場が与えられ、ユーザーは応援したいアーティストに寄付を行うこともできます。
その他、定期的に新曲もアップされ、言語も7カ国語に対応しており、ほとんどの楽曲がCCライセンスで提供されています。
とりわけ、トップページから今週人気のあったアーティストといったタグから検索も可能です。
また、楽曲のジャンル別表示されているので、簡単に必要な音楽を探し出すことができます。
https://www.jamendo.com/?language=en
SoundCloud
SoundCloudをシンプルにいえば、英語版のみ対応の音だけのYoutubeのようなものです。
商用利用可能「to use commercially」や は商用のため編集可能「to modify commercially」という検索もできます。
特に、トラックを編集したり加工したりしてから使いたい場合は、「to modify commercially」を選んで検索できます。
例えば、検索ボックスには探したい曲のイメージキーワードを入力します。
Jazz、Lounge、Rockのような音楽ジャンルやhappyやlaid backのような気分を表す検索ワードはもちろん、vlogやYoutubeのような直接的に利用目的にあたるキーワードで検索することも可能です。
有料ダウンロードサイト
YouTube公式のライブラリは便利すぎるが故に、たくさんのYouTuberが利用しています。
すると、「有名な曲はみんな使っている!」という不満が出てきます。
そんな”ネクストステップ”に向かわれる方にオススメしたい、有料ダウンロードサイト2つをご紹介します。
2.Art List
Epidemic Sound
スウェーデン発の完全ロイヤリティフリー業務用音楽ライブラリーのEpidemic Sound(エピデミックサウンド)です。
Epidemic Soundは有料のライブラリで、月に15ドルから使用でき、大量のオリジナル楽曲を無制限に使用することができます。
また、30日間お試しプランもあるもありますので、じっくり検討することも可能です。
Art List
Artlist(アートリスト)は2015年に映画監督・編集者であるIra Belskyによってイスラエルで設立されました。
とりわけ、年間199ドル(約21,000円)で音源のダウンロードと商用利用が可能で、おしゃれで使い勝手がいいために、評判が高くなってきています。
なので、映画のようなハイクオリティなBGMを見つけることができます。
特に、まだ無名アーティスト達に活動のチャンスを与えて、世界中のミュージシャンと映画監督をつなぐ架け橋がArtlistのコンセプトとなっています。
現在は200人以上のアーティストが参加しています。
シーン別おすすめ洋楽のBGM
シーン別おすすめ洋楽のBGMについてご紹介します。
【旅行動画におすすめBGM9選】
1.Drive My Car
2.Go West
3.Run For Your Life
4.Live While We re Young
5.I’m Yours
6.The Lazy song
7.Shout To The Top
8.Better Together
9.Don’t Stop Me Now
【その他おすすめBGM10選】
1.This Is It
2.Blueberry Faygo
3.Boss Bitch
4.Toosie Slide
5.Yummy
6.Dura
7.bad guy
8.Old Town Road
9.Supalonely
10.Don’t Start Now
旅行動画におすすめなBGM9選
旅行動画に合う、おすすめ洋楽のBGMをご紹介します。
ただし、このBGMは著作権許諾申請が必要です。
なので、旅行動画といった、個人的な使用目的としてお考えください。
1.Drive My Car THE Beatles
ビートルズの曲で、特に中高年には人気の曲です。
2.Go West
ペット・ペット・ショップ・ボーイズの曲です。
3.Run For Your Life
ビートルズの曲で、旅行動画に合うBGMです。
4.Live While We re Young-One Direction
旅についての歌詞が入った楽曲です。
5.I’m Yours
旅行動画にはぴったりのBGMです。
6.The Lazy song-Bruno Mars
ブルーノマーズの曲で、ホテルプールの上での話となっています。
7.Shout To The Top
テレビのオープニング曲として採用されたりと人気のある曲です。
8.Better Together-Jack Johnson
ホテルをテーマにした、ジャックジャクソンの曲です。
9.Don’t Stop Me Now
クイーンの曲で、 中高年が聞いたら懐かしい曲です。
一般的なおすすめBGM10選
こちらは、著作権フリーのおすすめBGMを集めてみました。
1.This Is It−Scotty McCreery
カントリーシンガーのScotty McCreeryが、プロポーズから結婚式までをつづった曲を歌っています。
https://soundcloud.com/search?q=This%20Is%20It%E2%88%92Scotty%20McCreery
2.Blueberry Faygo−Lil Mosey
どこかレトロで切ないメロディーを歌い上げるLil Mosey。
アジア圏というより、むしろ欧米で大変人気があります。
ですので、いち早く日本でBGMに使えば、他の人とかぶることは少ない曲の一つといえます。
https://soundcloud.com/search?q=Lil%20Mosey%20-%20Blueberry%20Faygo
3.Boss Bitch−Doja Cat
高速ラップを得意とする、Doja Catは世界的なスターからもラブコールを受けています。
とりわけ、攻撃力抜群のラップをこの曲で披露しています。
https://soundcloud.com/search?q=Boss%20Bitch%E2%88%92Doja%20Cat
4.Toosie Slide−Drake
カナダ出身のラッパー、Drakeは俳優としても活躍しています。
特に、曲調は基本的にトラップミュージックで構成されています。
SNSで若者の間で人気に火がつき、話題になりました。
5.Yummy−Justin Bieber
「君が僕を満足させる、僕をその気にさせる」と言った意味の「yummy」、もちろんJustin Bieberが歌うラブソングで魅力的な曲です。
例えば、サプライズパーティーなどの演出にいかがでしょうか?
6.Dura−Daddy Yankee
2018年リリースの超ロングヒット曲です。
特に日本では、TikTokの#キラキラダンスで有名になりました。
https://soundcloud.com/search?q=Dura%E2%88%92Daddy%20Yankee
7.bad guy−Billie Eilish
Billie Eilishは現在新人アーティストとして話題です。
もちろん、日本でもその人気があり、これは彼女の代表曲です。
8.Old Town Road (feat. Billy Ray Cyrus) [Remix]−Lil Nas X
カントリーとのクロスオーバーの楽曲を歌った、Lil Nas Xの作品です。
9.Supalonely (feat. Gus Dapperton)−BENEE
オークランド出身のポップスやインディーロックのシンガソングライター、BENEEの1曲です。
とりわけ、TikTokを中心にでも世界的に大ヒットした「スパロナリーダンス」で、動画のなかでは本格的なダンスを披露しています。
https://soundcloud.com/search?q=Supalonely%20(feat.%20Gus%20Dapperton)%E2%88%92BENEE
10.Don’t Start Now−Dua Lipa
Dua Lipaのクールでハスキーな歌声が魅力のこの作品、どこかディスコミュージックっぽさを感じさせる曲調で、ダンスミュージックの雰囲気を持っています。
これは、Tik Tokで人気が出て、海外から次第に日本へと広がりロングヒットしとなりました。
JASRACが仲介する洋楽の音源について
日本でJASRACが仲介する洋楽について、解説します。
基本的にはJASRACが仲介する洋楽は著作権があるので、それを使用する場合、以下の手続きが必要となります。
1.使用申請をする。
2.使用許諾をもらう。
3.使用料を支払ってから使用する。
このような、煩雑な手続きが必要ですし、許可が出るのに膨大な時間と費用がかかる可能性があるので、おすすめはしません。
次に、JASRACで、使用不可と、使用可能なパターンはどういう場合なのかについてご紹介します。
【使用不可】Youtube事例:パターン3つ
音楽の著作権の内訳は以下の4つです。
これらの一つでも侵害される場合は、Youtubeに動画をアップすることはできません。
2.作詞著作権:作詞についての著作権
3.原盤:レコード・CDを制作した人、主にレコード会社が持つ権利
4.シンクロ権:楽曲を映像と融合させる場合に許諾が必要な権利
パターン1:音楽に合わせて○○してみた
例えば、音楽を流して、それに合わせてドラムを叩く動画を作った場合、原盤とシンクロ権を侵害しますので、動画をアップすることはできません。
ただし、Youtubeの現状としては「放置」されている状態です。
パターン2:○○を演奏してみた(海外の楽曲)
音楽をみんなで演奏した動画を作った場合、これはシンクロ権を侵害します。
Youtubeは楽曲著作権と作詞著作権のみを包括して支払っているだけなので、動画をアップすることはできません。
パターン3:BGMとして使う
音楽をBGMとして取り入れて作成した動画は、原盤とシンクロ権を侵害しているので、動画をアップすることはできません。
【使用可能】Youtube事例:静止画と自分達の演奏(海外の楽曲)
音楽をみんなで演奏した音源と静止画で動画を作成した場合、常識を逸脱しない静止画であればYoutubeにアップすることは可能です。
なので、みんなの演奏している画像と、その演奏の音源であればYoutubeでは可能ということになります。
まとめ「動画編集で洋楽を使用すること」
動画編集において洋楽を使用できるかということについて解説しました。
・おすすめ海外著作権フリーサイト
・おすすめ洋楽のBGM
・JASRACが仲介する洋楽について
ゲーム実況動画、ルーティーン動画、ビジネス動画など、どんな動画編集を行った場合でも音楽は必要で、また音楽は重要な役割をします。
なので、音楽の持つ著作権という部分に十分注意しながら、あなたのオリジナルの動画を作成してみましょう。
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