「動画編集のスキルで正社員採用を目指すには?」
「動画編集の仕事はどんなものが多いのか?」
「動画編集のスキルでどんな働き方があるのか?」
本記事をご覧の方はこのような疑問をお持ちかと思います。
今回は動画編集で採用された場合のお金の話や、最近の仕事の傾向、働き方についてご紹介していきます。
動画編集スキルでの採用
WEB業界での求人募集を見ると、SE(システムエンジニア)や、コーディング作業に特化したオペレーターなどに比べ、動画編集の採用が増加傾向にあります。
コロナ禍の状況において、イベントでのコミュニケーションや店頭でのマーケティングが大手のメーカーはじめ、一般の小売業・サービス業に至るまで難しくなって来ました。
WEBでのコミュニケーション、とくに「動画」を使ったプロモーションが増えており、今後も増加することが予想されます。
動画編集での採用、求人について
一般の求人サイトを見ても相当数の求人が掲載されています。
例えば、求人サイトのindeed(インディード)では動画編集関連の求人掲載数が2,749件(2020年7月27日現在)、求人ボックスでは3,490件(2020年7月27日現在)と多数の求人が掲載されていました。※ともに全国での求人数
内容については、正社員からアルバイト、契約社員まで様々ですが確実に動画編集のニーズが高まっていることが伺えます。
動画編集を職業とした場合の収入は?
では実際に動画編集での求人における、給与はどうでしょうか?
地域差も当然ありますが、おどくろくべき点はその収入差です。
引用元:求人ボックス
求人ボックスの調査では、平均年収は正社員で419万円ですが、給与幅は300万円~621万円まであります。
平均年収は実に300万円以上の差が出ています。
これは、勤務先や単純に編集作業のスキルが高いだけではなく、恐らく動画編集の構成能力があるなど、付帯する業務のスキルがあることが容易に考えらるでしょう。
このようなスキルは元々のセンスの差もありますが、興味を持って作業し、その編集意図などを意識して作業するように心がければ、必ず能力は身に付いていきます。
動画編集の最近の仕事内容は
最近では、映画やテレビ関係の仕事以外に動画が身近になった影響で、街角のサイネージやスマホでも簡単な動画広告をよく目にするようになりました。
SNSを利用し、個人で動画を配信する機会も増えているなど、私たちの生活と動画はさらに密接な関係になっています。
企業は動画を利用したプロモーション、コミュニケーション活動をどんどん加速させています。
WEB用動画が主流
先にも述べましたが、多くの動画制作会社での業務は手軽な動画広告です。
この動画広告の主な使用先としては、WEBが中心でスマホを意識したものです。
スマホでのSNS広告の動画をはじめ、YouTubeチャンネルを解説して自社HPと連動して利用したりと手法がどんどん増えています。
リクルーティング関係の動画
雇用のためのリクルーティングサイトを大手は必ず用意しています。
このサイトで社長メッセージや、企業の文化や内容が分かる紹介動画、また先輩社員のコメント動画などが盛んです。
画像とテキストで会社情報を発信するより、動画で配信した場合の効果は1分間の動画視聴で換算すると約180万言語・約3600サイト分の情報量に相当すると言われています。
YouTube動画の需要が高い
各企業が潜在顧客を顕在顧客へランクアップさせるために様々な情報をセミナー形式やプロモーション動画として配信しています。
こちらも、視覚と聴覚を刺激して印象を強くする効果もあり、人気YouTuberの動画づくりを手本に制作している企業も少なくありません。
インスタグラムをはじめとしたSNS動画
インスタグラムは現在、一番効果のあるSNSと企業の担当者から評価されています。
当然、商品やサービスによって一概には言えませんが、ターゲットをエリア、年齢、趣味嗜好など細かくセグメントでき、少額の予算から利用できるため、動画を使ったインスタグラムの広告は大小問わず、この数年で皆さんも見る機会が増えているでしょう。
動画編集を身に付け、正社員以外にどんな働き方があるのか?
動画編集の求人のニーズが高まっていることはここまでで理解いただけたと思います。
「もっと稼ぎたい!」
「子育ての空き時間でパート感覚で仕事をしたい!」
「在宅で会社に行かずとも収入を得たい!」
いろいろな考えがあると思います。
働き方に囚われずに、ある程度の収入を目指せるのも動画編集のメリットと考えられます。
在宅で働く
在宅推奨の企業も増え、特にパソコンのネット環境があればどこでも仕事が可能といったことが、今では当たり前になりつつあります。
特に、ネット業界ではリモート勤務や在宅ワークが推奨されています。
動画編集の制作現場においても同様に、週に1、2回程度の出勤であとは自宅で作業と言った働き方が増えています。
自分の時間を上手に活用したい方には正社員としてある程度の収入を確保して働く方法としては最適と言えます。
アルバイトとして働く
さらに、自分の時間を中心に収入はやった分だけでOK!と言った考えの方は、アルバイトとして決められた時間で作業をこなす方法もあります。
但し、収入が安定しないケースも多くアルバイトから正社員を目指す方も多いのが実情です。
最初はアルバイトからスタートして、ある程度の実績を積んでから次のステップに進む考えも持っておくのがベターです。
フリーランスとして働く
趣味から、または小遣い稼ぎとして副業で動画編集を始めたり、スタートはそれぞれですが、ある程度のスキルを身に付け、フリーランスの方が稼げると言った方も多いと思います。
または、アルバイトや正社員でも最終的には自分の時間を有効に使い、ライフスタイルに合わせて働く考えなどフリーランスを選択する方も増えています。
フリーランスとしてどの程度の仕事のニーズがあるか?
どのような仕事のニーズがあるのか?
など、既に始めている方もいらっしゃるかもしれませんが、ソーシャルサービスでチェックしたり実践した後、フリーランスとしての働き方を考えることをおすすめします。
ランサーズ
引用元:ランサーズ
WEB関連の仕事の依頼の件数が多いソーシャルサービスです。
自分でやりたい仕事に応募して、クライアントから発注指名があると受注となります。
募集されている動画編集の仕事のほとんどがYouTube用の動画編集・制作で相場感は5,000円程度です。
過去の動画編集の実績などを掲載し、プロフィールを充実させていくとクライアントから仕事の相談が来るようになっていきます。
クラウドワークス
引用元:クラウドワークス
ランサーズ同様、自分で募集されている仕事に応募して受注するシステムです。
動画編集の仕事募集のほとんどが、こちらもYouTube用動画編集の仕事です。
1本あたりの相場は5,000円程度が主流です。
クラウドワークスでも、作品の掲載、プロフィールの充実は、受注の可能性を高めるために必須です。
ココナラ
引用元:ココナラ
ランサーズやクラウドワークスと異なり、ココナラは自分のスキルを商品として注文してもらうシステムです。
YouTube用動画編集、8分程度を5,000円で制作、即日納品!
など、パッケージにした商品を自分で内容・価格を決めてクライアントからの依頼を受けます。
但し、能動的な作業になりますので、クオリティの高い作品を多数プロフィールに掲載し、いかに個性をアピールし、クライアントの目に留まるか?が重要になります。
動画編集のスキルを身に付ける方法
動画編集を始める際、何から始めればよいか迷いますよね?
ソフトを探して、いきなり始める方法もありますが、早々に行き詰まることもあります。
スクールや無料の講座を利用するなどいくつか方法をご紹介します。
専門のスクールに通う
現在、高校生の方であれば大学で動画編集をカリキュラムに持つ学科を選択したり、専門学校に進学する方法があります。
社会人の方は、終業後などの時間を使って社会人向けのスクールやWEBのオンラインスクールを利用する方法があります。
求人媒体、専門サイトのスキルアップ講座などを利用する
費用を掛けず、短期間で動画編集のスキルを身に付けたい場合は、求人専門サイトなどが運営するスキルアップ講座を利用することもおすすめします。
但し、このスキルアップ講座は不定期で開催されるケースが多く、定員も少数の場合が多いので希望するタイミングで受講できるとは限りません。
独学で身に付ける
多くの方が一度は試す方法が、自分でソフトをいくつか試し、試行錯誤しながら身に付けていく方法です。
ソフトによっては、すぐに使える情報やトラブルの解決方法など検索してすぐに見つけられるものもあります。
また、出版社から発行されているソフトの使い方の参考書などを購入して勉強するのも一つの方法です。
まとめ
・動画編集はWEB業界の求人ニーズが高い
・動画編集に付帯する、構成能力などを身に付けて収入もステップアップを目指す
・動画編集の仕事はSNS動画、YouTube用動画が主流
・動画編集を身に付けると正社員からフリーランスまで様々な働き方の選択肢が広がる
・動画編集を身に付ける方法は大学やスクールに通うことから独学までいくらでもある
ここまでご覧いただき、動画編集のニーズが高いこと、働き方の選択肢が広がることが分かったことと思います。
趣味からでも結構ですのでぜひ、動画編集を初めてみてはいかがでしょうか?
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