「動画編集を始めたいけどスマホで手軽に始めたい」
「せっかく動画編集を学ぶならパソコンから徹底的に始めたほうが良いかもしれない」
「動画編集をするならスマホとパソコンどっちが効率がいいの?」
動画編集のアプリやソフトが数多くリリースされていますから、どこから手を付けてよいのかわかりにくいのが現状です。
さて、動画編集をする際スマホとパソコンはどちらが良いのでしょうか。
ここではメリットとデメリットを比較しながら解説していきます。
動画編集はスマホとパソコンのどちらが良いか
始めに結論から申し上げると、動画編集はパソコンで行う方が良いと言えます。
近年スマホのスペックが上がっていますが、多くても容量は500GBといったところでしょうか。
それに比べ、一般的なノートパソコンであっても容量は500GB~1TB近くあるでしょう。
容量が多ければそれだけできる作業も増えますし、動作も軽くなりますからストレスなく編集作業を進めることができるでしょう。
以下の項目ではスマホとパソコンの使い分けについて具体的に説明していきます。
スマホ編集とパソコン編集はこんな人におすすめ
先ほど動画編集にはパソコンがおすすめと言いましたが、目的や作成したい動画のクオリティによってはスマホの方が適している場合があります。
それぞれ使い分けが重要ですから、自身の作成したい動画によってどちらを選択するのべきかを考えると良いでしょう。
スマホ編集はこんな人におすすめ
スマホで動画編集をする上で最も注目したいのは、なんといっても「手軽さ」です。
スマホに標準でインストールされているアプリでも基本的な編集くらいならできますから、「とりあえずやってみよう」という方におすすめです。
パソコン編集はこんな人におすすめ
パソコンの魅力はなによりスペックの高さです。
テロップを入れる位置やアニメーションなどの細かなイメージを動画に反映させることができます。
動画編集によって収益を上げることを考えるのであれば間違いなくパソコンがおすすめでしょう。
動画編集をスマホで行うメリット
先述の通り、動画編集をスマホで行うことのメリットは何よりも「手軽なこと」です。
では具体的にスマホで動画編集をするメリットを解説します。
どこでも編集ができる
素材さえスマホに入っていれば外出先や移動中でも編集作業を進めることができます。
一般的に10分程度の動画を編集するのにかかる時間は、おおよそ3時間程度と言われています。
スマホでの編集作業ですと簡易的なものに限定されてしましますから、かかっても2時間くらいの作業時間が必要になるでしょう。
日常の生活で2時間をまとめて確保するのはなかなか難しく感じてしまいます。
しかし通勤時間や休憩時間などの隙間時間を合計して2時間確保するのであればさほど難しくはなさそうです。
データの取り込みが簡単
スマホで動画編集する場合、スマホで撮影した動画をそのまま編集できるのも大きな特徴です。
パソコンの場合ですとカメラを接続してからデータを取り込まなければいけませんから、スマホに比べると手間も時間もかかってしまいます。
無料アプリが豊富にある
アプリストアを検索すると、質の高い無料アプリが多くヒットします。
中には課金をすることでできることが増えるアプリもありますが、基本的な「カット」「テロップ」「効果音」のような作業は無料版でも十分に可能です。
動画編集をパソコンで行うメリット
次にパソコンで動画編集をするメリットについて解説していきます。
長時間の動画も編集できる
動画編集はカットの作業から始まりますが、合計すると1~2時間程度の素材から余分な映像を切り取って15~20分の動画にしていきます。
完成した動画が重くなるとそれだけ容量を多く使ってしまいます。
細かい作業ができる
テロップを挿入する位置や画面が切り替わる際のアニメーションなど動画編集には工夫すべき要素が数多くあります。
スマホでもある程度の作業はできますが、その多くはテンプレートに当てはめるだけになっていますので細かなニュアンスまで動画に落とし込むことは難しくなってしまいます。
動画編集時の動作が軽い
パソコンとスマホの大きな違いに容量の大きさを何度か挙げていますが、容量の大きさはそのまま動作の軽さに直結します。
複雑な作業こそストレスなくこなしたいですから、動作が軽いことは重要視すべき点であると言えるでしょう。
まして作業を進めている途中で本体がフリーズしたり、電源が落ちてしまったりしたら目も当てられません。
動画編集におけるスマホとパソコンのデメリット
ここまでそれぞれのメリットについて解説しましたが、ここでデメリットについても少々解説していきます。
スマホのデメリット
無料アプリでありがちなのがウォーターマークが入っていたり、制作する動画に時間設定が設けられていたりします。
買い切りや月額料金で制限を外すこともできますが、「手軽さ」という観点で考えたときにデメリットとなってしまします。
容量を軽くするために、編集の自由度が限られていることがほとんどです。
アニメーションの種類やテロップ位置の固定など、自分の作成したい動画のイメージをうまく反映させることができない場面が度々訪れます。
始めはスマホで編集をして、慣れてきたりやりたいことが増えたりしたらパソコンに移行する人が多いのはこのためです。
パソコンのデメリット
スマホによるメリットの裏返しですが、パソコンで編集する場合に作業場所はどうしても限られてしまいます。
デスクトップであればもちろん移動なんてできませんし、ノートパソコンであってもある程度落ち着いて作業できる場所が必要になります。
スマホのように吊革をつかみながら、片手でサクサクというわけにはいきません。
パソコンのメリットを最大限に生かすためには、使用するパソコンのスペックがどうしても必要になります。
妥協して容量の小さなパソコンや動作の重いパソコンを使用すると「スマホでいいや」となってしまいます。
ソフトもそうですが、機能が多い反面で経費が高くついてしまう場合がほとんどです。
スマホ版 動画編集おすすめアプリ
では、具体的にどのような編集アプリがあるのでしょうか。
ここでは無料で利用できるおすすめのアプリを3点紹介していきます。
VLLO
画像出典元:AppStore
基本無料のスマホ版アプリで、無料のままでも時間制限が無いのが特徴です。
基本的な編集作業は十分に可能で、自由度もそれなりにありますからイメージに近い動画を作ることができるでしょう。
モーションステッカーの種類が豊富なところも特徴のひとつです。
VivaVideo
画像出典元:AppStore
SNSに投稿するような簡易的な動画や、LINEで5分以内の動画を共有したい場合におすすめのアプリです。
無料版では5分までの時間制限がありますが、トリミングやテロップの挿入、再生速度の変更など基本的な機能は網羅されていますし、フリー素材が定期的に更新されるのも魅力的なポイントです。
iMovie
画像出典元:Apple
こちらはiPhoneのみになりますが、標準でインストールされているアプリです。
テロップがテンプレートでしか入れられず自由度がありませんが、その他の機能で動画編集の基本は学ぶことができます。
また後程紹介する「Final Cut Pro」との互換性もあるため、iMovieでどうがの基本を学んでFinal Cut Proにステップアップする人が多いようです。
パソコン版 動画編集おすすめソフト
次におすすめのパソコン用編集ソフトの紹介です。
こちらでは購入の手軽さではなく、機能面に注目しておすすめしていきます。
Adobe Premier Pro
画像出典元:Adobe Premiere Pro
Adobeからリリースされている月額型の編集ソフトです。
有名なYouTuberからも人気が高く、映画制作の現場でも実際に活用されているソフトです。
Final Cut Pro X
画像出典元:Apple
Macのみになりますが先ほど紹介したiMovieの完全上位互換となっており、使い勝手はかなり高いと言えます。
価格は買い切り型で36,800円と高額ですが、一度購入してしまえば追加費用が掛からない点は魅力的でしょう。
動画編集を中心に収益を得ていこうと考えるならば、この辺りは必要経費の範囲内ではないでしょうか。
Power Director 365
画像出典元:Cyber Link
こちらはWindows限定のソフトになります。
エフェクトが多く思い通りに編集ができるほか、動画用アドオン、BGM・効果音のアドオン、写真用アドオン全て無料で使用可能なことが魅力的なポイントです。
画面録画機能もあるため、ゲーム実況の動画を撮影して編集したい人にもおすすめです。
DaVinci Resolve
画像出典元:Blackmagic Design
カラー補正機能が充実していることで高評価を得ているソフトです。
有料版も販売されていますが、無料版でもプロ並みの動画編集が可能なため根強いファンがいます。
ですが、パソコンのスペックによっては動作が重くなりやすいことが難点と言えます。
まとめ
以上動画編集におけるスマホとパソコンのメリットデメリットについて比較をして参りました。
単純な機能で比較すればパソコンの方が動画編集に向いていると言えますが、求めているクオリティや動画編集との向き合い方によって変わるものでもあると思います。
メリットとデメリットを比較しながら、ご自身に合った形で動画編集を楽しんでもらえればと思います。
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