「動画編集の音楽素材サイトが知りたい」
「動画編集の際に使用する音楽の著作権はどうなっているの?」
「動画編集用の音楽で無料で使用できるものはある?」
本記事をご覧になっている方は、上記のような悩みを抱えていらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、動画編集に使用する音楽について徹底解説していきたいと思います。
ぜひ最後までご覧ください!
動画編集で音楽は超重要
動画編集において音楽は超重要な要素だということを、皆さんはご存知でしたか?
動画編集に利用する音楽としては、大きく分けると以下の2種類です。
- BGM:動画本編のバックで流れている音楽のこと
- 効果音:動画内の動きに合わせて挿入する音楽のこと
動画編集における音楽が、動画本編に与える効果についてチェックしていきましょう。
動画編集における音楽が重要である理由
動画編集において、音楽がなぜ重要であるか。
その理由は、動画編集で適切な音楽を挿入することによって、動画を最後まで視聴してもらえるようになるからです。
動画編集をする以上、制作した動画を誰かに見てもらうことが多いのではないでしょうか。
特にYouTubeなどの、動画投稿サイトに投稿されるのであれば、動画の離脱率を下げることは非常に重要だと言えます。
動画を最後まで見てもらうために、音楽は非常に重要な役割を担っているのです。
動画というメディアは、半分が映像、半分が音声で構成されています。
一般的に動画編集と聞くと、映像を編集することで、見やすい動画を制作するというイメージを持たれる方が多いです。
しかし、動画の半分が音声からの情報である以上、音楽の選択もかなり重要だと言えますよね。
適切なBGMや効果音を挿入することで、動画の重要な部分を強調させることが可能です。
さらに、動画を最後まで視聴してもらうことにも繋がりますので、最終的に動画制作者のメッセージを伝えることに繋がると言えますね!
動画編集において音楽が担う役割とは?
動画編集において、音楽が重要な役割を担っていることを解説しました。
それでは、具体的にどのような効果を担っているのでしょうか。
大きく分けると、動画編集において音楽は3つの役割を担っているとされています。
それぞれについて解説していきますね!
役割①:動画のイメージを連想させる
動画内にBGMを流すことによって、動画のイメージを連想させるというメリットがあります。
例えば、明るい曲を流すことによって、動画に流れている映像にポジティブなイメージを付与することが可能です。
反対に暗めのBGMを流すことによって、マイナスのイメージを与えることが出来ます。
動画内のイメージを音楽の存在によって明確にすることで、動画の内容を視聴者の方にしっかりと伝えることに繋がります。
そのため、むやみやたらにBGMを挿入することは、基本的にNGとなりますので注意してください。
役割②:動画にメリハリをつける効果がある
2つ目の役割として、動画にメリハリをつける効果があります。
動画というメディアは、本のように、目次が設定されているわけではありません。
そのため、動画の話題がいつ切り替わったのかが分かりにくいという特徴があります。
動画の話題が切り替わったタイミングで、BGMを切ったり効果音を挿入することで、動画の転換点を明確にすることが出来ます。
それと共に、動画にメリハリが出来て、最後まで動画に集中してもらう効果も与えることが可能です。
役割③:動画内の無駄な音を隠す
YouTuberの方であれば、自身で撮影した動画を編集することになるかと思います。
撮影中に意識していなかった音が、動画内に紛れ込んでしまう場合もありますよね。
そうした無駄な音を、BGMや効果音を挿入することで、隠すことが出来るという効果があります。
もちろん、動画内の音声を編集することで、ノイズなどの無駄な音を削除することも可能です。
しかし、BGMや効果音を挿入する方が効率的な場合が多いので、積極的に活用していきましょう!
動画編集に使用する音楽と著作権の関係について
動画編集において、音楽は非常に重要な要素であることを解説しました。
動画内にBGMを挿入するだけで、本格的な動画を作成することが出来ますよね。
しかし、動画編集で使用する音楽には最大の注意を払わなければなりません。
その理由は、動画編集に利用した音楽が著作権に違反している可能性があるためです。
そこで、おすすめの音楽素材サイトなどについて紹介する前に、動画編集における音楽と著作権の関係について解説していきます。
音楽の著作権の取り扱いについて
まずは、音楽全体の著作権の取り扱いについて解説していきますね。
著作権フリーの音楽以外の素材を利用する場合、著作者に対して利用許諾をしなければなりません。
その利用許諾が必要な場合と不必要な場合に分かれていますで、それぞれのケースの例をまとめていきますね。
・私的利用の場合
・営業を目的としない公演(学園祭やコンクールなど)
・著作権の有効期限が切れている場合
以上の3ケースとなります。
つまり、私的利用で動画編集をする場合、音楽の著作権に関しては考えなくても大丈夫ということになりますね。
・結婚披露宴に使用する場合
・飲食店などの店舗でBGMとして使用する場合
・YouTubeなどの動画配信サービスで使用する場合
続いて、利用許諾が必要な場合は、以上の3種類です。
赤文字で示したように、YouTubeなどの動画配信サービスで使用する場合は、著作権の利用許諾が必要となります。
YouTubeなどのSNSに動画を投稿するために動画編集をされている方は、著作権に注意しなければならないということが分かりました。
動画投稿サイトに投稿する動画の音楽の著作権について
音楽の著作権は、JASRAC(一般社団法人日本音楽著作権協会)が管理しています。
また、動画投稿サイトの中には、JASRACと許諾契約を結んでいるサイトがあり、その場合は許諾なしで音楽の使用が可能です。
つまり、動画をアップロードするサイトがJASRACと許諾契約を結んでいない場合、音楽を利用することは出来ませんので注意しましょう。
また、以下のそれぞれの場合で、音楽の著作権に対する対応が変わってきますので、しっかりと確認しておく必要があります。
・動画の内容が、特定の商品の宣伝効果を含んでいる場合:広告目的複製の手続きを行わなければならない
・アップロードするのが「個人」もしくは、アップロードするのが「団体」だが使用する音楽は内国曲のみ:複製権に基づく手続きが必要
詳しくは、JASRACの公式サイトに、簡単な図と併せて掲載されています。
ぜひそちらを参考にしてみてください!
動画編集に使用した音楽が著作権違反に該当した場合の処罰
動画編集で音楽を不正に使用してしまい、著作権違反に該当してしまった場合、どのような処罰が下されてしまうのでしょうか。
具体的には、民事上の処罰と刑事上の処罰のどちらかに該当する可能性があります。
民事上の処罰の場合、以下の3つのいずれかの罰則を請求される可能性がありますので、注意しましょう。
- 侵害行為の差止請求
- 損害賠償の請求
- 名誉回復などの措置の請求
また、罰則の程度がひどい場合、刑事上の処罰を受ける可能性があります。
具体的な罰則としては、10年以下の懲役または1000万以下の罰金、もしくはその両方が課せられる可能性もありますよ。
著作権に違反すると、大きな処罰を受けなければならない可能性があります。
補足:動画投稿サイトに、演奏動画やカバー動画をアップするのは大丈夫?
動画投稿サイトに、演奏動画やカバー動画をアップすることは大丈夫なのか?
この様な疑問を感じていら者る方も多いのではないでしょうか。
音楽が好きで、演奏動画やカバー動画を作成したいという方も多いと思います。
しかし、営利目的の場合は、著作権違反の可能性が出てくるので、注意が必要です。
JASRACと許諾契約を結んでいるサイトで、音楽自体をアップロードすること自体は、問題ありません。
しかし、市販の音源をそのままアップロードしたり、楽曲をアレンジや改変をする場合は、レコード会社や著作権者に許諾を受ける必要があります。
著作権の取り扱いに関しては、かなり難しいテーマです。
不明な点があれば、JASRACに直接問い合わせをしてみることをおすすめします!
補足:Spotifyの音楽を動画編集で使用できるの?
Spotifyの音楽を動画編集で使用できるのか、気になっている方も多いのではないでしょうか。
結論から申し上げると、動画編集にSpotifyの音楽を使用することは可能です。
Spotifyの音楽を動画に取り込む場合、Spotifyの音楽ファイルを変換するためのソフトが必要となります。
「Spotify 音楽変換」というソフトを使えば、Spotifyの音楽のファイルを変換することが可能です。
ソフトの詳細については、以下のリンクから確認してみてください。
STEP①:Spotify 音楽変換をダウンロード
STEP②:利用したい音楽のファイルを、MP3に変換し出力
STEP③:動画編集ソフトを使って、BGMとして挿入
以上のステップで、音楽を挿入しましょう。
動画編集におすすめな著作権フリーの音楽素材サイト
動画編集に使用した音楽が著作権違反になった場合、大きな処罰を受ける可能性があるということを解説させて頂きました。
動画編集をする際に安全に音楽を利用したいのであれば、フリー音楽素材サイトの利用がおすすめです。
フリーの音楽素材サイトに掲載されている音楽は、著作権関係なく商用利用することが可能になります。
そこで、おすすめのサイトをいくつか解説させて頂きますね!
おすすめ①:YouTubeオーディオ ライブラリ
画像引用元:YouTuber Hack
YouTubeオーディオ ライブラリは、YouTubeが提供しているフリー音楽素材サービスです。
特に、YouTubeに動画を投稿している方にとっては、かなりおすすめのサイトです。
YouTube用の音楽を調達する際は、ぜひYouTubeオーディオライブラリを利用してみてください。
基本の使用料金はもちろん無料です。
無料でありながら、BGMや効果音の種類は幅広いですよ!
おすすめ②:Artlist
画像引用元:Artlist
Artlistは海外でリリースされている音楽素材サイトです。
音楽の素材量とクオリティでは、トップクラスだと言えます。
YouTuberとして本格的に動画編集したい方や、プロの動画編集マンにぜひおすすめしたいサイトですね!
ただし、こちらのサイトはBGMが専門となっています。
また、利用料金として、年間199ドルの料金を支払わなければならないという点に注意が必要です。
しかし、利用料金を払ってでも、利用する価値があるサイトだと言えますよ!
おすすめ③:DOVA-SYNDROME
画像引用元:DOVA-SYNDROME
DOVA-SYNDROMEは、無料で利用することが出来るフリー音楽素材サイトです。
音楽素材だけでなく、効果音の提供も行っています。
作曲家の方たちの協力によって成り立っているので、音額のクオリティもかなり高いと言えますよ!
ただし、一部の音楽を利用するためには、料金が発生する場合もあります。
また、音声ファイルを変更したい場合は、有料オプションで承ってもらえる場合もありますので、柔軟に対応しましょう。
おすすめ④:Music-Note.jp
画像引用元:Music-Note.jp
Music-Note.jpは、BGMや効果音を無料で利用できる、フリー音楽素材サイトです。
全ての楽曲や効果音がフリー素材となっているので、気兼ねなく利用することが出来ますよ。
Music-Note.jpの音楽は、YouTuberのやってみた動画や、商品紹介動画に数多く使用されています。
また、アニメやゲームなどにマッチする音楽も多数配信されていることが特徴です。
これからYouTuberとして動画投稿を始めたいという方には、おすすめのサイトだと言えますね。
動画編集で音楽を無料で入れられるソフト(アプリ)
先ほどまでは、フリーの音源を配信しているサイトを紹介してきました。
おすすめで紹介したサイトから音源をダウンロードしていただくことで、音楽を使用していただけます。
ここで紹介するソフトやアプリは、あらかじめBGMなどの音楽がプリインストールされているものばかりです。
そのため、ソフトやアプリをインストールするだけで、誰でも簡単に動画に音声を追加することが出来ますよ。
Filmora9(PC向け)
画像引用元:Filmora
Filmora9は、PC向けに配信されている動画編集ソフトです。
無料で利用できるにもかかわらず、基本的な動画編集には十分に対応しています。
Filmora9には、あらかじめプリインストールされている楽曲が20曲ほどあるので、ソフトをインストールするだけで音楽を利用可能です。
自身で音楽を用意しなくてもいい点は、おすすめポイントだと言えますね。
さらに、追加で音楽を入れたい部分に関しては、ドラッグ&ドロップをするだけで、簡単に追加可能です。
初心者でも簡単に音楽付きの動画を編集できる仕様となっています。
引用元:Filmora9
音楽の追加方法に関しても、動画で解説されていました。
無料でインストールすることが出来ますので、気になった方は、ぜひ利用してみてください!
Inshot(スマホ向け)
画像引用元:Google Play
Inshotは、スマホで無料で利用可能な、動画編集アプリです。
Inshotという名前からもわかるように、InstagramなどのSNSとの連携が非常に強い動画編集アプリとなります。
収録されている音楽の中には、BGMや効果音などがあり、幅広いジャンルが利用可能です。
動画編集画面にも「音楽」という記載があるので、誰でも簡単に音楽を付けることが出来ます。
さらにiTunesから音楽を動画に挿入することも可能です。
手軽に動画内にBGMを挿入したいのであれば、Inshotを利用してみましょう。
Triller(スマホ向け)
画像引用元:Google Play
Trillerでは、旬な楽曲を動画内に挿入することが出来ます。
通常フリーの音楽素材というと、ほとんどの方が知らない音楽ばかりですよね。
Trillerでは、メジャーなアーティストの曲を利用することが可能になります。
ただし、メジャーな曲なので、収録できる曲の時間は短めに設定されている点に注意してください。
また、手持ちの曲を利用することも可能なので、積極的に活用していきましょう。
まとめ
今回は動画編集における音楽について、様々な情報を記事にまとめてきました。
・動画編集で使用する音楽は、著作権違反にならないように要注意
・動画編集に使用する音楽は、フリー音源素材サイトからのダウンロードがおすすめ
動画編集において音楽は大変重要な役割を担っています。
適切なBGMや効果音を挿入することで、動画を最後まで視聴してもらえるようになりますよ!
著作権違反に注意しながら、動画に音楽を挿入することで、よりクオリティの高い動画を作成してみてはいかがでしょうか。
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