「動画編集ソフトってかなりの数があるけど、どれを選んだら間違いないんだろう」
「無料版の編集ソフトよりも、有料版を買った方がクオリティの高い動画を作れるのかな?」
「一体何を基準に動画編集ソフトを選んだら良いのだろう」
こんな風に思っていらっしゃいませんか。
そこで今回は、動画編集ソフトを無料版と有料版で各5個ずつ紹介し、さらに機能性や操作の難易度の面から比較し、おすすめ度を出してみました。
ぜひ、編集ソフト選びの参考にしてください。
本当に使える動画編集ソフト5選(無料版)
本当に使える無料の動画編集ソフトを5個、厳選しました。
比較表に軽く目を通してから各項目へ進んで頂けるとスムーズです。
ソフト名 | 機能性 | 操作の難易度 | 対応OS | おすすめ度 |
---|---|---|---|---|
iMovie | ◯ | 低 | Mac OSのみ | ◎ |
DaVinci Resolve | ◎ | 高 | Windows・Mac・Linux | ◎ |
AviUtl | ◯ | 普通 | Windowsのみ | ◯ |
shotcut | ◎ | 普通 | Windows、Mac、Linux | ◯ |
Lightworks(体験版) | ◎ | 高(英語) | Windows・Mac・Linux | ◯ |
では、順番にみていきましょう。
iMovie
画像提供元:Apple
まずはiMovieです。
iMovieはAppleが開発している動画編集ソフトウェアです。
・簡単な編集機能はもちろん、4Kにも対応
・予告編テンプレートやトランジションが豊富
iMovieの特徴は、何といっても画面のインターフェースがわかりやすく、直感的に作業できる点です。
トリミングやカット編集、BGMの挿入やテロップの挿入、ピクチャーインピクチャーまでできる優れものです。
Macをお持ちの場合、すぐに始められるのでおすすめです。
対応フォーマット:mov、avi、mpeg、mp4など
DaVinci Resolve
画像提供元:blackmagicdesign
DaVinci Resolveは、ブラックマジックデザインが開発している動画編集ソフトウェアです。
・慣れればかなり高度な編集ができる
・カラーグレーディング(色の調整)機能に長けている
元々プロが使用するソフトでしたが、一部の機能が制限されて無料版がダウンロードできます。
2D/3Dデジタル合成、カラーコレクション/グレーディング、メディア管理、映画用オーサリング、動画共有サイトへの投稿まで機能は幅広く、使いこなすまで少し大変です。
AviUtl
画像提供元:AviUtlのお部屋
AviUtlは、KENくんという方によって開発された動画編集ソフトウェアです。
・ユーザー数が多いので、困った時に情報を調べやすい
・プラグインが豊富で、拡張性がある
昔から非常に人気のあるソフトで、プラグインを入れて拡張すれば、プロ並みの動画編集も可能です。
しかし、画面のインターフェイスがわかりにくく、直感的に作業できるようなものではないので、初心者は多少勉強が必要です。
Windowsユーザーであれば、無料で使用できます。
対応フォーマット:AVI・MPG・MP4など
Shotcut
画像提供元:Shotcut
Shotcutは、様々なOSと動画フォーマットに対応している動画編集ソフトです。
・動画フォーマットはほぼ全てに対応
・4Kにも対応
無料ですが、プロ向けに近い画面構成となっていて、初心者は少し操作に戸惑うかもしれません。
慣れれば、非常にクオリティの高い動画編集が可能です。
4Kにも対応していますよ。
OSも幅広く対応しているのでありがたいですね。
対応フォーマット:ほぼ全てのフォーマットに対応
Lightworks(体験版)
画像提供元:Lightworks
Lightworksは、EditShareによって開発されたプロ並みの編集ができる動画編集ソフトです。
・基本的には英語での操作になる
・元々プロ向けに作られたソフトなので使いこなすのには練習が必要
元々プロ向けに作られたソフトなので、基本的なカット編集やBGMの挿入、テキストテロップの挿入などの編集機能は十分に備わっています。
しかし、英語での操作になるので、多少は英語に抵抗がない方でないと厳しいかもしれません。
対応フォーマット:ほぼ全てのフォーマットに対応
プロ並みの編集ができる動画編集ソフト5選(有料版)
次に、有料版の動画編集ソフトを紹介します。
動画編集ソフトの価格は決して安くないので、慎重に決めたいですね。
それぞれ特徴があるので、自分に合ったものを選びましょう。
ソフト名 | 価格 | 機能性 | 操作の難易度 | 対応OS | おすすめ度 |
---|---|---|---|---|---|
Adobe Premiere Pro | 20,160円
(12ヶ月) |
◎ | 高い | Windows・Mac OS | ◎ |
Final Cut Pro X | 36,800円
(買い切り) |
◎ | 普通 | Mac OSのみ | ◯ |
PowerDirector 365 | 6,200円
(12ヶ月) |
◎ | 普通 | Windowsのみ | ◎ |
Adobe Premiere Elements | 17,800円
(買い切り) |
◯ | 低い | Windows・Mac OS | ◯ |
Filmora9 | 6,980 円
(12ヶ月) |
◯ | 普通 | Windows・Mac OS | ◯ |
では順番に見ていきましょう。
Adobe Premiere Pro
画像提供元:Adobe
Adobe Premiere Proは、アドビシステムズが開発している動画編集ソフトウェアです。
・他のAdobeソフトと互換性が高く、グラフィックやアニメーションを取り込んでクオリティの高い映像をつくることができる
機能が豊富で汎用性が高く、映像編集や動画編集を仕事として請け負うならpremiere proを選んでおけば間違いないというくらい必須のソフトです。
他のAdobeソフトとの連携も強固なので、しっかり勉強すればプロ顔負けの動画も作れます。
直感的な操作はできませんが、使いこなせばパワフルで力強いパートナーとなるでしょう。
価格は、Adobe Premiere pro単体のプランだと年額20,160円(税別)です。
月額に換算すると1.680円ですね。
他のAdobe製品も全て使用できるコンプリートプランだと、年額47,760円(税別)です。
月額に換算すると3,980円になります。
買い切りのソフトではないので注意しましょう。
対応フォーマット:ほぼ全てのフォーマットに対応
Final Cut Pro X
画像提供元:Apple
Final Cut Pro Xは、Appleが開発している動画編集ソフトウェアです。
・Premiere Proよりは操作の難易度は低い
・プロも使用。映画も制作されている
Adobe Premiere Proと並び、こちらもプロが利用するソフトとして有名です。
機能はPremiere Proよりも少ないですが、その分操作の難易度はこちらの方が低いです。
また、iMovieと互換性があるのでMacユーザーやiPhoneユーザーには嬉しいのではないでしょうか。
価格は36,800円と高いですが、買い切りなので一度購入すればずっと使い続けることができます。
対応フォーマット:ほぼ全てのフォーマットに対応
PowerDirector 365
画像提供元:cyberlink
PowerDirector 365 は、サイバーリンクが開発・販売するWindows用動画編集ソフトウェアです。
・テーマが用意されていて簡単にクオリティの高い動画が作れる
動画編集ソフトの中でも、日本で最も人気が高いと言われています。
多機能ですが画面がわかりやすく、初心者に優しいテーマも複数用意されているので、Windowsユーザーには特におすすめです。
価格は12ヶ月のサブスクリプションプランで、6,200円。
1ヶ月あたり517円から使用できます。
対応フォーマット:ほぼ全てのフォーマットに対応
Adobe Premiere Elements
画像提供元:Adobe
Adobe Premiere Elements 2020 は、Adobeが開発している動画編集ソフトウェアです。
・デフォルトで使用できるエフェクトの種類も多い
・インターフェイスがわかりやすい
Premiere Elementsは逆に細かい調整が不要で、直感的に好みの映像がつくれるようになっています。
価格は買い切り型の17,800円(税別)でPremiere Proよりもかなり安く、動画編集の始めたての方にぴったりのソフトです。
Premiere Proは使いこなす自信がないけど、クオリティの高い動画を作りたい方にはPremiere Elementsをおすすめします。
対応フォーマット:ほぼ全てのフォーマットに対応
Filmora9
画像提供元:wondershare
Filmora 9 は、wondershareが開発する動画編集ソフトウェアです。
・シンプルな操作画面でわかりやすい
初心者から中級者向けに作られているので、画面のインターフェースもわかりやすく、ドラッグ&ドロップで直感的な作業が可能です。
基本的な編集はもちろん、著作権フリーのBGM、効果音を豊富に搭載しているので、わざわざサイトからダウンロードする必要もありません。
価格は買い切りのライフタイムプランだと8,980 円(税込)で、年間プランだと6,980 円(税込)です。
1年間以上使用するのであれば買い切りのプランを選択した方がお得でしょう。
対応フォーマット:ほぼ全てのフォーマットに対応
動画編集ソフトを比較するポイント
さて、ここで、動画編集ソフトを比較するポイントや選ぶ際に注目すべき点を解説します。
動画編集はそれなりにPCに負荷がかかる作業なので、編集ソフトは慎重に選びましょう。
価格
まずは価格です。
動画編集ソフトは本記事だけでも無料版を5個、有料版を5個紹介しました。
実際にはもっと多くの種類の編集ソフトが存在します。
極力お金をかけずに無料で動画編集を楽しみたいのか、それとも初期投資は惜しまずにプロと同等の環境を整えたいのか、明確にしましょう。
機能性
次に、機能性です。
ここには、操作性も含まれます。
トリミングやカット編集、テキストの挿入やBGMの挿入などの簡単な編集であれば、無料のものでも十分にできます。
しかし、カラーグレーディングにもっとこだわりたい、複数のレイヤーを重ねたい、4K以上の高画質な動画を制作したい等、機能性を求めるようであれば、有料版のものをおすすめします。
無料版は操作性はわかりやすいものが多いですが、やはり痒いところに一歩届かないといった場面が出てきます。
機能性を重要視する方は、まずは無料版のものを試して、不便だなと感じたら有料版のものに移行するのがベストかなと思います。
対応するOS
ソフトによっては、Windowsに非対応だったり、もしくはMac OSに非対応だったりします。
使用したいソフトが自分のPCのOSに対応しているか、事前に必ず確認しましょう。
また、製品版をダウンロードする時や購入する際にも、使用しているOSを選ぶのも忘れずに行いましょう。
広く普及しているか
動画編集をしていると、必ず行き詰まったり、操作方法で不明な点が出てきます。
はたまた、何と調べたら良いのかわからないような事態も訪れます。
そういった時に、広く普及しているソフトであれば、インターネットで検索すれば無限に情報が出てきます。
公式のマニュアルだけでは網羅しきれない部分があるので、初心者の方は特に、広く普及しているものを選びましょう。
【補足】iPhoneを使用して比較動画を作る方法
最後に、iPhoneを使用して比較動画を作る方法を紹介します。
「2種類のビデオカメラで同じシーンを撮影したけど、比較してみたい」という場合や、
「ギターを初めて1ヶ月のころと12ヶ月たった現在の動画を、横に並べて比較してみたい」という場合に使える方法です。
作成方法
まず用意するものは比較したい2本の動画です。
用意したら、動画編集アプリを起動し、片方の動画を選択してプロジェクトを開始します。
残りの比較したい動画も追加し、タイムライン上に2つのクリップが並んだら、あとは配置場所を指定するだけです。
詳しい説明は下記のブログを参照してください。
iPhoneで動画編集する時に使えるおすすめのアプリ
比較動画を作成する時に使えるおすすめのアプリが、iMovieです。
iPhoneには最初からインストールされているので、ダウンロードする必要もなく、また、直感的に作業できるのでおすすめです。
上記で紹介した、2つの動画を並べて編集し、1つの動画に書き出すことも可能なので、ぜひトライしてみてください。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、動画編集ソフトを無料版と有料版で紹介し、機能面やおすすめ度で比較してみました。
動画編集ソフトは数多く種類がありますが、人気のものは例え価格が高くても評価されますし、それぞれ得意とする分野が違っていて面白いです。
無料版だろうと有料版だろうと、生かすも殺すも使い手次第です。
ぜひあなたにぴったりの動画編集ソフトを見つけて、使いこなし、動画編集ライフを存分に楽しんでくださいね。
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